仮想通貨とは?
ビットコインよりも使いやすいとの声もあるライトコインは、安定しているので安心と言われ、注目を浴びている仮想通貨のひとつです。ライトコインの特徴やメリットについて紹介しましょう。
2011年10月に誕生したライトコインは、ビットコインの課題を修復し、使いやすくするために誕生した仮想通貨です。ビットコインとよく比較されるのも、そのためです。違いの一つは承認時間の短さです。ビットコインは決済に10分という時間がかかります。この時間はタイミングが大事な仮想コインにおいて、問題の一つとされてきました。そこでライトコインでは承認時間を2分半に設定し、ビットコインよりも実用的な点がメリットとなっています。
取引承認時間が短くなることは、ユーザーによっても便利であることは間違いありません。決済や送金に時間がかるのはストレスになりますし、送金手数料が高くなってしまうこともあります。ライトコインの取引承認時間が短さは、大きなメリットと言えます。
ライトコインの発行枚数はビットコインの4倍です。発行枚数が多くなり、流通される量も増えるので、購入や売却がしやすくなりますし、価格も安定しやすいです。発行枚数が多ければ、価格操作もしにくいといったメリットがあります。4倍という数字は、ビットコインの発行スピードと発行枚数の比率と同じにするためと言われています。
発行枚数が多ければ、さまざまな価格帯で取引もしやすくなります。ユーザーも増えることで、価値も高まります。価値が高くなれば、そのコインを保持している人の恩恵も高くなります。発行枚数が多いことは仮想通貨において重要なことです。
ビットコインの問題点の一つに、電気代が高額になることや、GPUでのマイニングが困難になるという点があります。この課題を解決するために、ライトコインではScryptという暗号化技術を採用し、GPU耐性を高めました。それによって、一般のPCでも、マイニングが実行できるようになったのです。
ライトコインには3つのマイニング方法があります。それぞれについて解説していきましょう。
一つはソロマイニングです。単独でマイニングする方法で、成功確率も高いと言われています。ソロマイニングは報酬をすべて自分のものにできるのがメリットです。しかし、デメリットがあります。当初は成功率が高いと言われていたソロマイニングでしたが、協力してマイニングをする方法や、企業などが高性能なツールを使用し始めたことで、ソロマイニングの成功率は低くなってしまったのです。
また、報酬を上げようと考えると、メモリの増設やツールが必要となり、費用がかかります。電気代もかかるため、個人で行うとなると、簡単ではないでしょう。
2つ目の方法はプールマイニングです。複数のコンピュータで協力しながらマイニングを行う方法です。報酬は分割されるのですが、均等に分けられるのではなく、どれくらい自分のコンピュータが貢献したかで報酬の取り分が決まります。性能のいいマシンの方が、報酬が増えるということです。
プールマイニングは複数のコンピュータが計算し、答えを出しますので、正解にたどりつく時間が短くなり成功率は高くなります。ソロマイニングよりも報酬を得られやすい方法です。デメリットとしては、CPUの使用率が高くなり、パソコンの動きが鈍くなることがあります。ほかの作業も同じPCで行う場合は、作業に支障が出る可能性があります。
ライトコインの3つ目のマイニング方法が、クラウドマイニングです。これは、自分でマイニングをするのではなく、マイニングを行っている会社や事業所などに出資することで、関節的にマイニングに参加するという方法です。
クラウドマイニングのメリットは、初心者が気軽に参加できる点がメリットです。設備も必要ありません。電気代もかからないので、ライトコインを試してみたいという人におすすめです。注意したい点としては、詐欺にあわないようにすることと倒産のリスクについて確認することです。出資する会社はよく研究をする必要があります。
ライトコインはビットコインよりも実用的で参加しやすい仮想通貨と言えるでしょう。ビットコインの人気が高くなるとともに、ライトコインの人気も上昇しています。開発者も今後もライトコインの開発に専念すると言っていることもあり、ますます性能が高くなり、一般的にも使いやすくなると考えられます。
取引承認時間も早く便利なライトコインは、マイニングの方法も3種類あり、自分のやりやすい方法を選ぶこともできます。人気が上がると同時に、価値も高まっていくでしょう。初心者でも試せるので、興味のある人は参加してみるといいでしょう。