仮想通貨とは?
DMM.comという名称をどこかで聞いたことはありませんか?コマーシャルでもしばしば宣伝していますが、レンタルDVDやネット証券などインターネットを中心に様々な事業を展開しています。このDMM.comが新たに手掛ける仮想通貨の取引所サービスがDMMビットコインです。ここではDMMビットコインの特徴について紹介します。
先ほども紹介したように株式会社DMM.comの運営する仮想通貨取引所のことです。2017年12月1日に仮想通貨交換業者の認定を受け、2018年1月11日から口座開設の申し込みを受け付けています。
もともとは東京ビットコイン取引所という社名で取引所の運営を行っており、同じくDMM.comが運営していたのですが、このたび株式会社DMM Bitcoinに商号を変更しました。ですから仮想通貨の運用を行っている人から見れば、東京ビットコイン取引所がリニューアルオープンしたと思ってもらえればよいでしょう。
DMMビットコインで取引できる仮想通貨のバリエーションは7種類です。ビットコイン・イーサリアム・ネム・リップル・ライトコイン・イーサクラシック・ビットコインキャッシュです。レバレッジ取引はこの7種類すべてで取引可能です。ただし現物取引はビットコインとイーサリアムの2種類に限定されます。レバレッジで取り扱い可能な通貨が7種類あるのは、日本国内の取引所ではトップクラスです。
アルトコインで取り扱っているのはイーサリアムだけです。これはまだ充分に供給源を確保できていないからと考えられます。しかしもし今後DMMでマイニングが軌道に乗った場合、アルトコインも現物取引で取り扱われる可能性もあります。日本円と仮想通貨の取引以外にも、仮想通貨同士で交換可能です。現物通貨では2018年3月時点でビットコイン/イーサリアムのペアのみです。ただしレバレッジ取引であれば、上で紹介した7種類の通貨のペアでも取引できます。
DMMビットコインでは最小取引単位が決まっています。例えばもっとも仮想通貨の中でもポピュラーなビットコインの場合、0.001BTCから始められます。2018年2月15日の時点で1BTC=1,000円です。このレートに基づき想定した場合、1,000円から取引可能です。1,000円程度であれば、お小遣いを少し我慢して仮想通貨投資ができるでしょう。このように少額で気軽に投資できるところも、DMMビットコインの魅力といえます。
仮想通貨で運用する場合注意しなければならないのは、手数料などのコストです。コストが高くつくと、なかなか効率的に資産を増やせなくなります。DMMビットコインはその部分でも気軽に取引できるはずです。まず取引にかかわる手数料は無料です。しかも口座に預けている仮想通貨を日本円に替える、投資のために日本円を入金する際の手数料がいずれも無料です。このためいつでも日本円を入金・出金できます。
DMMビットコインでは基本的にパソコンを使って、自分でトレードするスタイルをとっています。パソコンバージョンの取引ツールの場合、自分好みにレイアウトをカスタマイズできます。なので自分の見やすいように切り替えが可能です。移動平均線や一目均等表、MACD、RSIなどのテクニカル指標も完備しています。多種多様なアプローチで分析できるので、うまく活用すれば今後の値動きをより正確に把握できるでしょう。
プラスしてDMMビットコインではスマホ用のアプリも用意しています。先ほど紹介したパソコンバージョンの取引ツールとそん色ない機能性を有すると、ユーザーの間でかなり評判は高いです。チャートをチェックできるのはもちろんのこと、スマホから注文することも可能です。しかもワンタッチで注文できるので、取引チャンスを逃すことはないです。そのほかにもレートチャートや経済指標アラート機能も搭載されています。これだけ多機能性なスマホアプリは、仮想通貨取引所の評価でもトップクラスといえます。
DMMビットコインのサーバー性能ですが、ほかの仮想通貨取引所と比較して劣ることはないです。ただし急騰時や暴落時の際には注文が殺到しますから、反応が鈍くなる恐れがあります。別にDMMビットコインに限ったことではないですが、その部分は注意しましょう。
DMMビットコインはコマーシャルなどで有名なDMM.comが母体になっているところが安心ポイントです。大手企業が展開しているといわれると、きちんとした営業をしていると期待できるからです。しかもDMM.comではスマートコントラクト事業やマイニング事業に本格的に乗り出しています。仮想通貨事業に力を入れていることがわかりますから、今後の注目の取引所といえます。
DMMビットコインで取り扱い可能な仮想通貨はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ネム(XEM)、リップル(XRP)、イーサクラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH,BCC)の7種類です。
全ての仮想通貨でレバレッジ取引をすることが可能となっていますが、現物取引が可能なのはビットコインとイーサリアムだけとなっています。現物取引を行うことのできない仮想通貨に関しては、送金をすることも決算に使うこともできない仕様なので注意が必要です。
気になる手数料ですが、DMMビットコインでは日本円でのクイック入金・振込入金、仮想通貨の入金は手数料が無料となっています。ただし銀行への手数料や仮想通貨でマイナーに支払う手数料に関しては利用者負担です。出金に関しても日本円・仮想通貨共に無料となっています。
取引手数料も現物取引は無料、レバレッジ取引の場合も新規注文や決済注文も無料です。DMMでは証拠金が維持率の80%よりも下回った場合は、自動的に未決済のポジションを強制決済するロスカットルールが存在しています。ロスカット時に手数料を取る仮想通貨取引所は多いですが、DMMビットコインではこのロスカット手数料も無料となっています。
建玉を翌日に持ち越す場合は建玉の金額に対して1日あたり0.04%のレバレッジ手数料を支払わなければなりません。
DMMビットコインは個人間での取引を行う「販売所形式」の取引所形式をとっています。仮想通貨取引所で有名なZaifやBitFlyerなどとスプレッドを比較するとやや割り高に感じる人は多いようです。
DMMビットコインではこまめにスプレッドの調整を行って、スプレッド額を定額に設定していますが、今後の仮想通貨市場の流れによっては手数料が変動する可能性があります。
DMMビットコインでは取扱い通貨全てがレバレッジ取引可能となっています。レバレッジ取引というのは、手持ちの資金を決められた倍率の金額で取引することが可能になる仕組みになっているものです。
たとえば手持ちの資金が5万円だった場合、レバレッジが5倍なら25万円、10倍なら50万円までの取引が可能になるのです。レバレッジの倍率は仮想通貨取引所によって異なります。DMMビットコインではレバレッジは5倍まで設定可能です。
ただしレバレッジ取引はロスカット対象になる取引なので、損失が一定額以上になった場合は強制的に未決算分を処理されてしまうので注意が必要です。
DMMビットコインのアプリでは次のようなことができます。
・通貨のレート確認/注文
・チャートで価格を確認
・入出金や送金
・世界の指標確認
・証拠金の必要金額確認
レートの確認はDMMビットコインで取り扱いのある仮想通貨と、ペアでのレート確認ができます。また自分の見たいレートだけを表示することも可能なので、不必要な銘柄は非表示にしたほうがすっきりして見やすくなります。
チャートは同時に他銘柄も見たいというときは、アプリ右上の四角いボタンで4分割になっているチャートに表示を切り替えることも可能です。チャートはローソク足、バーチャート、ラインチャート、平均足表示が可能で、テクニカル指数は移動平均線や指数移動平均線など一般的なものがそろっています。
仮想通貨の注文をしたいのであれば「トレード」アイコンをタップすれば取引画面へと移動し、注文数量や売買指示を設定することが可能です。アプリではスピード注文も可能なので外出先からでも気軽に注文することができます。
マーケットからはスワップと証拠金情報、経済指標をチェックすることができます。FXの場合だと経済指標はとても参考になる情報なのですが、仮想通貨の場合はあまり気にしなくてもよいでしょう。
スワップはレバレッジ手数料のことで、基本的にDMMビットコインでは無料ですが、日をまたいでしまう場合は売買ともに手数料がかかるので未決算のものを翌日に持ち越す場合はチェックしたほうがよいです。
DMMビットコインのアプリから直接入出金することはできません。アプリの「入出金」をタップし、入出金方法をタップするとDMMビットコインの公式サイトに移動し、公式サイト移動後に入出金の指示を行う画面が表示され公式サイトから入出金の指示を出します。
アプリの設定ページでは通知設定のほかアラートやログイン方法の設定が可能です。またレバレッジのスピードやチャートタイプ、チャートのY軸設定を変更することが可能なので、自分好みで使いやすい設定にすることができます。