仮想通貨とは？
イーサリアムのチャート
イーサリアムのチャート・相場
チャートで見るイーサリアムの相場は？
イーサリアムを使って資産運用する場合、気になるのが、相場がどのように推移しているか。チャートなどを見てみると、相場のトレンドなどが見えてきます。今イーサリアムに投資すればよいのかどうかについて、以下で詳しく見ていきましょう。
どのチャートを見て相場の分析をすればよいのか？
ビットコインを取り扱っている取引所はたくさんあります。その取引所ではビットコインのチャートが表示されているため、そちらをチェックすれば相場の推移がわかります。一方イーサリアムの場合、ビットコインと比較すると新しい通貨ということもあって、チャートをきちんと見られるところは少ないです。しかし、注目が集まりつつあることから、取り扱いのある取引所も徐々に増えているとされており、中にはイーサリアムは登場してからの一連の相場の流れをチャートで紹介しているサイトもあります。中長期的なチャートの分析を調べることで、トレンドなどもよりはっきりと見えてくるでしょう。
登場してからの価格は？
イーサリアムは2013年にスタートした仮想通貨です。2014年になってから、ネット上で資金調達を始めました。ちなみに仮想通貨の単位はETHといい、資金調達を始めたタイミングでの発行数は、6010万2216ETHでした。この当時のレートは、1ETHで約26円。イーサリアムが正式にリリースされたのは、2015年8月のことですが、この時点におけるレートは1ETH当たり約120円です。つまり、前の年と比較して、相場が4倍以上に跳ね上がっているのです。ちなみにチャートで相場を把握できるのは、ここから先のことです。
チャートで見るイーサリアムの相場の推移
正式にリリースされてから、イーサリアムの価値も一気に高まります。リリースされて半年少し経過した2016年3月には、1ETH当たり1,696円という最高値を記録しました。リリースした段階のレートと比較して、10倍以上の高騰を記録していることがわかります。
しかしその後この急騰もいったん落ち着きを見せ、一時的に1ETH当たり760円くらいまで値下がりします。しかし再び持ち直しを見せて、2016年6月には1ETHが1,500円程度になりました。2014年の時点と比較して、最高値の際には約60倍もその価値は跳ね上がったことになりました。
2017年に突入すると、さらに高騰を見せ、3月13日の時点の相場は1ETH当たり3,000円程度にまで上昇しています。リリース当初から比較すると、約120倍に膨らんでいます。昨年の段階と比較しても約倍にまで相場が急騰し、かなりのペースで価格が高騰しています。
なぜ相場が急騰しているのか？
イーサリアムのチャートを見てみると、2016～17年にかけて急激に相場が持ち上がっている印象です。ではなぜこのようなことが起きているのか、いくつかの要因が考えられます。
まずはビットコインの価格の下落トレンドが関係しています。イーサリアムの相場が急騰している時期、チャートを見てみるとビットコインの相場の落ち込みがみられます。これはビットコインETFの上場が否認されたことによる影響が大きいです。ビットコインが下落しているため、自分のコインを売り払った、でも仮想通貨は持っておきたいという人が代用通貨として、イーサリアムを選んだという背景があります。
また、イーサリアム発信の要因で、相場が急騰したことも要因のひとつ。例えばEthereum Allianceがそれでしょう。これはマイクロソフトやJPモルガンといった大企業がイーサリアムを活用するプラットフォームのことです。さらにイーサリアムをベースにした金融機関がロンドンで設立されることも発表しました。このようなニュースを見ると、より広くイーサリアムが使われるであろうという期待から、相場が高騰したともいえます。
2017年はイーサリアムの急騰の年でした。チャートを見ると、2017年から相場がぐんと跳ね上がっていることがわかります。2017年6月には1ETH当たり約4万円を超えています。このため、チャートを見ると急激な崖のようにチャートが続伸しています。
チャートを見ると2016年～17年にかけて、イーサリアムの相場が一気に跳ね上がっています。2017年の時にはビットコインの下落が、イーサリアムの相場の上昇につながりましたが、しかし、このビットコインの大幅な下落がイーサリアム含めアルトコインの下落の要因となっていることもあると言われています。
2018年のビットコインの大幅下落により、多くのアルトコインは50％以上下落しています。しかし、この時イーサリアムは極端な相場の落ち込みは記録しませんでした。このあたりを見ても、ほかのアルトコインと比較して地力の強さがうかがえるでしょう。