仮想通貨に将来性はあるのか?過去と現在の動向を分析 | どこよりも使いやすく、どこよりもわかりやすく「Bit Journal」

仮想通貨に将来性はあるのか?過去と現在の動向を分析

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2017年4月、日本で仮想通貨法が施行されたのを皮切りに、ビットコインの価格はたった1年で10万円台から200万円台まで上昇しました。

世の中には確かに値上がりが期待できる金融商品は数多く存在しますが、20倍以上の値上がりが期待できる金融商品など、仮想通貨ぐらいです。

ビットコインの躍進をキッカケに、2017年には他のアルトコインの価格も大きく高騰しました。

このような仮想通貨の価格高騰を見て、自分も仮想通貨へ投資をしてみたいと思った人はきっと多くいることでしょう。

そんな期待感に溢れていた仮想通貨は現在、どうなっているのでしょうか?今後も価値は上がるのでしょうか?

今回は仮想通貨の将来性をテーマに、仮想通貨の価格動向を考察します。 

目次

仮想通貨の将来性について

ここでは仮想通貨の将来性について解説します。

2009年にビットコインが誕生して以降、様々な仮想通貨が誕生しつつあります。

ブロックチェーンという画期的な技術によって生み出された仮想通貨は、ネット上のマネーでありながら、偽造や不正ができず、公平な取引に用いることができる通貨です。

2017年の価格高騰をキッカケに、世界中の人々が今や仮想通貨のことを知り、注目しています。今後、仮想通貨を使用したビジネスが盛り上がることで、ますます仮想通貨の価値は高まっていくことでしょう。

仮想通貨には、日本円やドルのような、法定通貨にはないメリットがあります。ビジネスがグローバル化している今の時代、特定の国家に属している通貨よりも、どこの国でも自由に使える仮想通貨の方が使い勝手が良いでしょう。

今のようなグローバル化が当たり前の時代だからこそ、仮想通貨の価値は高まっているのです。それだけに、仮想通貨の将来性に関して言えば、それほど疑問に思う必要はないでしょう。

仮想通貨は今後、グローバルビジネスが発展するにつれて、ますます普及するでしょうし、存在感も増していくことでしょう。

ただし、それはあくまで仮想通貨業界全般の話であり、特定の仮想通貨の将来性の話ではありません。

仮想通貨業界の将来性は明るいでしょう。しかし、すべての仮想通貨の将来性が明るいわけではありません。個々の仮想通貨に関して言えば、中には脱落し、価値を見いだせずに忘れられていく仮想通貨もあるでしょう。

もしも特定の仮想通貨に投資をするのであれば、その仮想通貨は本当に価値があるのか、注意深く観察する必要があります。 

仮想通貨の過去の動向

ここではビットコインを主軸に、仮想通貨の過去の動向を解説します。

現在でこそ高値が付いているビットコインですが、最初から高値だったわけではありません。むしろ、誕生した当初の価値は非常に低く、1万ビットコインでピザ2枚が購入できたなんて話があるほどです。

その後、2010年にマウントゴックスがビットコインを取り扱うようになることで、ようやく価値が付き始めます。

2010年頃まではまだ数十円の価値しか無かったのですが、2011年には100円を超え、2012年には1000円を超えました。2013年には1万円を超え、いよいよ高値が付くようになります。

その後、マウントゴックスの破綻などをキッカケに一時的に価値が落ちることもありましたが、逆風に負けることなく順調に価格を上昇させ、2016年には10万円を突破し、2017年には100万円を超えました。

ビットコインは、過去の価格動向を見る限り、順調に値上がりを続けています。

マウントゴックスの破綻や中国によるICOの全面禁止など、逆風が吹く中であっても価値を上げ続け、現在に至ります。 

仮想通貨の現在の動向

ビットコインを主軸に、仮想通貨の現在の動向について解説します。

確かにビットコインの価格は、2017年まで順調に上がりました。2017年12月には、220万円まで値上がりしたほどです。

ただし、その後の展開に関して言うと、ビットコインの価格は大きく落ちています。

まず、2018年1月から2月にかけて60万円台まで下落します。その後、価格が回復し、120万円まで上がるも、4月には70万円まで下落しました。

4月から5月にかけて再び回復し、100万円を超えるも、6月には60万円まで下落しました。その後、7月に一時90万円まで回復した後、8月に60万円台まで下落しました。

このように、2018年以降のビットコインは、60万円から100万円を行ったり来たりを繰り返す状態が続いています。

レンジ相場に入ったともいえる状態が続いているため、必ずしも購入したからといって、値上がり分の利益を得られるとは限りません。

この状況下で利益を得るためには、ビットコインが割安な価格帯まで下落した直後に購入し、割高な価格帯まで上昇した後に売る必要があります。

投資の経験が豊富なユーザーならば、2018年以降であってもビットコインの取引で稼げるでしょう。ただ、2017年のような、買えば儲かるという簡単な相場とは事情が異なるため、投資の経験がない初心者や素人からすると、現在のビットコイン相場は難易度が高く、利益を出し辛い状況となります。

現在のビットコインの相場は、非常にボラティリティが高いです。そのため、やり方と工夫次第では2017年以上に稼げる環境があります。ただし、実際に利益を出すためには、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析のような、取引で成果を出すための知識と経験が求められます。 

仮想通貨のメリットとデメリット

ここでは仮想通貨のメリットとデメリットを解説します。

仮想通貨のメリットは、大きくまとめると送金のしやすさにあります。

仮想通貨は法定通貨ではありませんので、各国の法律に縛られる心配がありません。円なら日本の法律に縛られますし、ドルならアメリカの法律に縛られます。

しかし、ビットコインのような特定の国家に属さない通貨であれば、法律に縛られることなく、自由に世界中で取引ができます。

それも、銀行を介する必要なしに取引ができるので、手続きが簡単です。仮想通貨の場合、それこそメールを送るような感覚で送金ができますので、銀行に対していちいち手数料を払う必要がありません。

それでいて、仮想通貨は高速で送金できます。確かに現在のビットコインは、ネットワークが混雑することで送金スピードがかつてより遅くなっているという課題を抱えています。

しかし、それでも銀行を使った送金よりも早いことに違いはありません。手数料に関しても、銀行の手数料よりも格段に安いです。

さらに、仮想通貨でショッピングをしても、個人情報が漏れる心配がないというメリットがあります。これがクレジットカードの場合、番号を知られてしまうと、不正利用される恐れがあります。

しかし仮想通貨の場合、送金用のアドレスを知られたところで、まったく不都合はありません。秘密鍵さえバレなければ資産は安全に守られます。そのため、海外で仮想通貨による決済をしたとしても、スキミングのような犯罪に合う心配がありません。

このように、仮想通貨は利用上のメリットが多く、使いやすいという利点があります。他方で、現在の仮想通貨は投機性が強く、価格変動リスクがあるというデメリットがあります。

他にも、犯罪に利用される可能性が高く、国によっては規制される心配があります。

仮想通貨は、確かに将来性のある分野です。ただし、課題が多いことに違いはありません。この課題をどう解決するかによって、仮想通貨の今後が決まるでしょう。 

今後の仮想通貨の投資方法

2018年以降の仮想通貨の相場をテーマに、今後の投資のやり方について解説します。

仮想通貨業界は今後、盛り上がっていくことでしょう。仮想通貨は今までにない画期的な発明です。このような便利な代物を使わない理由がありません。

仮想通貨に注目しているのは企業だけではありません。各国の政府も注目しています。仮想通貨の発行を検討している政府や中央銀行もあるほどです。

このように、将来性のある仮想通貨業界ですが、ただ仮想通貨といっても種類が多いです。既に1000種類以上あると言われる仮想通貨の世界において、どの仮想通貨が今後、値上がりするのか、誰にもわからない状況です。

このような、どの仮想通貨が値上がりするのかわからない時代において、仮想通貨への投資で利益を得るためには、わからないものには投資をせず、確実に値上がりが期待できるアルトコインを探し、投資をした方が良いです。

ビットコインと違って、アルトコインの価格はまだまだ安いです。ただ、そのアルトコインが今後、値上がりするかどうかは誰にもわかりません。投資をするのであれば、将来の値上がりが期待できる主要なアルトコインに的を絞った方が良いでしょう。

さらにビットコインに投資をする場合ですが、こちらは時間をかけてじっくりと投資をする方が良いでしょう。

2018年以降、確かにビットコインの価格は低迷しています。しかし、2016年までビットコインの価値は10万円代でした。

今でこそ、ビットコインの価値が60万円になると安いと感じますが、2年前と比較すれば60万円でも十分に高いです。

ビットコインの値上がりを期待するなら、最低でも2年以上は待った方が良いでしょう。2年も待てば、ビットコインへ投資をする機関投資家が増えるでしょう。

さらに、2020年まで待てば、ビットコインの半減期が到来します。半減期を迎えると、マイニングの量が減るため、ビットコインの希少価値が上がります。

ビットコインにとって好材料となる出来事が起こるのは、これからの話です。2018年の前半は、悪材料が多かったせいで仮想通貨の価値が落ちていますが、このような難しい場面こそ、辛抱強く待った方が良いでしょう。

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