ビットトレードはどんな取引所?その特徴と評判を解説 | どこよりも使いやすく、どこよりもわかりやすく「Bit Journal」

ビットトレードはどんな取引所?その特徴と評判を解説

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国内には現在、複数の仮想通貨交換業者が存在します。取引所といってもそれぞれで、特徴が異なります。同じようなサービスを提供しているからといって、同じような評価をもらっているとは限りません。

取引所にはそれぞれに個性があります。これから仮想通貨取引所を選ぶにあたり、どこを利用すれば良いかで悩んだら、その特徴や評判を参考にしましょう。

今回は仮想通貨取引所の一つであるビットトレードについて、その特徴と評判を解説します。 

目次

ビットトレードの特徴

ビットトレード(BitTrade)は、ビットトレード株式会社が運営している仮想通貨取引所です。株主のFXトレード・フィナンシャルといえば、FX業界の大手として有名です。

大手企業がバックにいる取引所ということもあり、安心感のある仮想通貨交換業者でもあります。

2016年9月に会社が設立され、2017年9月に金融庁より認可を受け、正式な取引所となりました。

ビットトレードは、仮想通貨の現物取引のみを運営している仮想通貨交換業者となります。

取り扱っている通貨の銘柄は、ビットコインやリップル、モナーコイン、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアムなどになります。

そのサービスの内容についてですが、ビットトレードは仮想通貨交換業者のビットバンクと業務提携しているということもあり、まったく同じです。

ビットトレードのチャート画面から取引ツールに至るまで、すべてがビットバンクと同一となります。

そればかりか、両社は同一の板で注文ができるため、ビットトレードはビットバンク同様に、高い流動性の中で取引ができるというメリットがあります。

もしも利用者が減り、板が薄くなると、スプレッドが拡大するなどのデメリットが生じることになります。しかし、ビットバンクとビットトレードの二社分の流動性がある板ならば、出来高が減る可能性が低いため、常に高い流動性を維持することができるでしょう。 

ビットトレードの評判

世間のユーザーは、ビットトレードに対してどのような評価を抱いているのでしょうか?

ビットトレードは、あの大手FX会社であるFXトレードフィナンシャルの関連企業ということもあり、安心感と信頼感のある取引所です。

世の中には様々な取引所があり、中には不祥事を起こす取引所もあります。そのような中で、ビットトレードの持つ安心感は、ユーザーにとって大きな長所となるでしょう。

ただし、それ以外のサービスに関して言うと評価が悪いです。

というのも、ビットトレードは他社と比較すると取引コストが高くなる傾向があるからです。特に、業務提携を結んでいるビットバンクよりも取引コストが高くなってしまうという点が、評価を下げてしまう一因となっているのでしょう。

取引コストがかかるという点を除けば、サービスの質が良い取引所でもあります。ただ、全体的にこれがオススメだと言えるような強みがない取引所でもあります。

そのため、ビットトレードは悪くはないのですが、良い取引所でもないといった具合に評価されがちです。 

手数料について

ビットトレードの最大のデメリットといえば、手数料でしょう。

ビットトレードでは、メイカーの手数料が0.20%から0.30%、テイカーの手数料が0.20%から0.70%ほどかかります。

手数料は、ビットコインがもっとも安く、アルトコインほど手数料が高くなります。そのため、アルトコインの取引をしたいという方からすると、割高に感じるかもしれません。

確かにビットトレードは、アルトコインの板取引ができる取引所です。さらに、ビットバンクと同じ板を使用しているということもあって流動性が高く、スプレッドも狭いです。

しかし、同じくスプレッドが狭いビットバンクが取引手数料を安くしているのに対し、ビットトレードは手数料が高いため、ビットバンクと比較するとどうしてもビットトレードは見劣りしてしまいます。 

ビットバンクとの違い

ビットトレードが評価を下げてしまう要因の一つとして、ビットバンクとの違いがあります。

ビットトレードは、ビットバンクと業務提携を結ぶことで、ビットバンク同様のサービスを提供しているのですが、まったく同じというわけではありません。

まず手数料についてですが、ビットバンクは期間限定で取引手数料を無料にするなど、積極的に取引コストが安くなるように働きかけています。

それに対し、ビットトレードは手数料が安くなるようなサービスをしておらず、ビットバンクと比べると取引コストが高くなりがちです。

取引ツールがほとんど同じなのに、手数料だけが高いとなると、ユーザーとしてはどうしてもビットトレードよりもビットバンクの方が良い取引所のように思えてならないでしょう。

では、ビットトレードの方がビットバンクよりも優れているポイントはあるのかというと、特にこれといって見当たりません。

唯一、ビットトレードが勝っていることがあるとすれば、それは知名度でしょう。ビットトレードは、FXトレードフィナンシャルの関連企業という肩書があるため、知名度が高いです。対して、ビットバンクにはそのような肩書がないので、知名度が低いです。

まだ仮想通貨の取引をしたことがない初心者の方からすると、知名度のあるビットトレードの方が安心して使用できるというメリットがあります。

ただ、ここ最近は仮想通貨業界が盛り上がることで、ビットバンクの知名度も徐々に上がってきています。

それに加え、2018年5月にビットトレードはシンガポールに本社を置くFXTF ASSET INVESTMENTS PTE LTDの子会社になりました。

現在、FXトレードフィナンシャルは株主という地位にいますが、今後は影響力が落ちるかもしれず、大手ならではの信頼感というメリットも失われてしまう可能性があります。

ビットトレードはビットバンクと比べられることが多い取引所です。ビットトレードよりもビットバンクの方がメリットが多いとなると、相対的にビットトレードの評価は悪くなってしまいます。 

現物取引のみ

ビットトレードは現在、仮想通貨の現物取引のみ対応している取引所です。FXには対応しておらず、レバレッジをかけたハイリスクハイリターンな投資はできません。

FXというと、リスクがあるということもあってか、世間のイメージは悪いです。

しかし、FXができると、少額でも高額の利益を狙える他、価格が暴落している時であっても利益を得るチャンスに変えることが出来るなど、メリットも多いです。

FXができないとなると、仮想通貨の価格が値上がりしている時しか投資のチャンスがありません。

現在のような、仮想通貨の価格が不安定な時代になると、現物取引をするメリットが減ってしまいます。

それだけに、現物取引にしか対応していないビットトレードは、仮想通貨に投資をして儲けようと考えているトレーダーからすると、魅力が薄い取引所に見えることでしょう。 

ビットトレードのメリット

ビットトレードにはデメリットもあれば、メリットもあります。例えば、アルトコインの板取引ができるなどがまさにそれです。

国内にはアルトコインを取り扱っている取引所は多くありますが、多くは販売所であり、板取引ができる取引所は意外と少ないです。

その点、ビットトレードはビットコインからアルトコインまで、すべて板取引ができる取引所となります。

その上、ビットバンクの流動性も加わることで、常に厚い板の中でトレードができるという利点があります。

板が厚いと、スプレッドが狭くなることで、取引コストが低減します。さらに、出来高が多い分、注文が通りやすく、約定力のあるトレードができるなどのメリットがあります。

ビットトレードは、手数料がかかるという点にさえ目を瞑れば、流動性が高い状況かでアルトコインの板取引ができるという強みがある取引所です。 

ビットトレードの総評

ビットトレードは、手数料の高さなどを除けば、それほど悪い取引所ではないです。

アルトコインの板取引ができる上に、流動性も高いので、常に有利なレートで約定力のある取引ができます。

ただし、それは業務提携をしているビットバンクも同じです。むしろ、ビットバンクの方が手数料が安い分、ビットトレードはどうしても見劣りしてしまいます。

さらに、FXなどのハイリスクハイリターンな投資ができないなど、メリットに欠けるというデメリットがあります。

ビットトレードは悪い取引所ではないのですが、あえて選びたくなるような強みがない取引所でもあります。

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